画面越しだけど、
画面の中だけじゃない
橋本研究室では毎年学部2年生のプロジェクトとして、新しいエンタテインメントの企画・制作を行っています。
私たちは実世界で動く物理的な装置を作ることを好んでいますが、2020年にはコロナ禍に見舞われ、さまざまなものが「オンライン化」していく中で何を作るべきかを問われました。
そこで今年度は「遠隔操作」をテーマとした謎解きゲームを作ることにしました。 このゲームのプレイヤーはインターネット経由でハードウェアを遠隔操作することで謎を解いていきます。 かつてFlashで人気を博した脱出ゲームや現実世界で行われる謎解きイベントを踏襲しつつ、この形態ならではの面白さを模索しました。
画面越しだけど、画面の中だけじゃない、新手の謎解きをお楽しみください。
ゲームの枠組み
今回の「遠隔操作型謎解きゲーム」では、プレイヤーはリモートデスクトップ(PC遠隔操作アプリ)を利用して運営側のコンピュータにアクセスし、そこでさまざまな操作を行うことでゲームを進めていきます。
アクセスした先のコンピュータでは、デスクトップ上に謎のアプリが置いてあるかもしれないですし、ヒントが書かれたファイルが置いてあるかもしれません。ボタンを押したり、パスワードを入力したりすることで何かが起こるかもしれません。
そして肝心なのは、それらが遠隔地の環境やそこにある機器とも連動しているということです。それはカメラかもしれませんし、ロボットかもしれません。 いったいどんな仕掛けがあるかは見てのお楽しみです。
開催情報
場所:オンライン(Zoom),参加無料
ハッシュタグ:#RemoteReality2021
タイムテーブル
13:00-13:15 オープニング
13:15-13:45 作品1 デモ&プレゼン
13:45-14:15 作品2 デモ&プレゼン
14:15-14:45 作品3 デモ&プレゼン
14:45-15:00 クロージング
15:00-15:40 交流タイム(SpatialChat)
作品のデモではゲストに代表プレイヤーとしてプレイしていただき、その様子を参加者で観戦します。プレイの進行状況に応じて適宜時間調整を行います。
参加をご希望の方は、以下のリンクから事前に参加登録をお願いします。ご登録いただいたメールアドレス宛てに参加者向け情報をお送りいたします。
開催終了しました
ゲストプレイヤー
発表会アーカイブ
発表会当日の録画です。冒頭説明、ゲストによるデモプレイ、プレゼンテーション、講評がフルで含まれます。 ゲーム内容だけご覧になりたい場合は、制作チームによる通しプレイ動画が別途ありますので、発表作品一覧からご覧ください。
発表作品
重なった部屋からの脱出
制作:鹿島匠 石島直弥 福田ひかり
20XX年、超未来的な研究をする博士がいた。
その研究とは現実と連動するバーチャル空間をつくる研究である。
ある日、その博士の助手であるあなたに博士からメッセージが届いた。
「緊急事態ダ!バーチャル研究室に閉じ込められてシマッタ!
あと25分したら学会があるから、それまでに私を助けてクレ!」
あなたは閉じ込められた原因を見つけ、博士を救うことができるか!?
カラクリらぼ
制作:中村姫子 山本虎ノ介 竹内渚生
物理学者の伊藤が開発中の装置が大暴走!! そのせいでラボがミニチュアサイズになってしまった! 他にもいろんな変わった現象が起きているらしい。
元通りにするためには、専用の小型ロボット「ミニ男(minio)」を操作して、ラボ内から装置の再起動コードを見つけなければならない。
この小型ロボットの開発者であるあなたは伊藤からの依頼を引き受けることになる。
無事にコードを入手し、元に戻すことができるか!?
すべては、あなたの手にかかっている!
いたずらルンバの大脱走
制作:齋藤大慶 青山綾佳 櫻井翼 青木柊八
ルンバになって冒険!?
小さな掃除ロボットの大きな脱出劇!
物語の主人公はルンバ606となったそこのあなた。
掃除をさせられる日々にはもうウンザリ!
目指すは子供部屋からの脱出。
行く手を阻む「見えない壁」。
部屋にある積み木やぬいぐるみは脱走のヒントとなるのか…
やられたらやり返す。イタズラで倍返しだ!!