Vision

 橋本研究室はヒューマン・コンピュータ・インタラクション(Human Computer Interaction: HCI)の研究室です。実世界を拡張するインタフェースを開発し、人間に新たな体験をもたらす方法を探究します。現在、以下のようなテーマに取り組んでいます。

 

「見る」ことのインタフェース

 何かを見るとき、見方を変えることで対象の意味や体験の質が変化することがあります。また、物体の形状や空間内で起きていることを把握したいとき、対象をいろいろな方向から見たいという欲求がわいてきます。私たちは、「見る」ことについての新しいインタフェースを開発することで、人の思考や発見を手助けしたり、思い通りにモノを見られるようにすることを目指します。

 

身体や現実感をHackするインタフェース

 人間は日々の生活の中で、自分の身体を操りながら生きています。しかし、みんなが常に良好なパフォーマンスを出せているわけではありません。そこでコンピュータの力を借りて、人がもっと上手に、そしてもっと楽に活動できるようにするためのしくみを提案します。例えば、口元の外観を変えられるマスク型デバイスや、無意識的に歩行を誘導するウェアラブルデバイスなどを研究しています。

 

エンタテインメントのしくみデザイン

 テクノロジを使った実験的なアプローチによって、「新しい楽しみ方」や「楽しいことそのもの」の創出に挑戦します。例えば、「運動は苦手だけどビデオゲームは得意」という人が運動神経抜群の人と一緒に楽しめるような新しいスポーツや、日常の風景のなかに潜む数理曲線を見つけてソーシャルに共有して楽しむアプリ、自走するディスプレイを使った対戦型ゲームなどを開発しています。