ワクワクする「謎のデバイス」を作る
橋本研究室では毎年学部2年生のプロジェクトとして、新しいエンタテインメントの企画・制作を行っています。2022年度は「ハードウェアによる謎解きゲームを作る」というテーマでプロジェクトを実施しました。
物体に仕掛けられた謎を解くタイプのパズルは、パーツを引っ張ったりスライドさせたりと、あれこれ触って試行錯誤する楽しさがあります。古くからあるものとしては「知恵の輪」や「秘密箱」などがありますが、最近では何層にも仕掛けが組み込まれたストーリー仕立ての立体パズル「Cluebox」が人気です。
今回はそこにセンサやアクチュエータといったハードウェアのテクノロジを組み合わせて、いっそう面白い仕掛けを作ろう!ということを考えました。正しい操作をしたときに、ふたが自動的に開いたり、音が鳴ったりと、コンピュータが入っているからこそできるユニークな仕掛けがあるはずです。
作るうえで考えることはたくさんあります。プレイヤーの探求心をどうやって刺激するか、そのためにはどんな技術を使うか、どうやってうまく箱の中に収めるか、などなど。そのようなさまざまな課題にチームで取り組むプロジェクトになっています。
本発表会では、3チームが半年間で制作した計3作品について発表します。いったいどんな仕掛けが飛び出すのか、ご期待ください。
開催情報
2023. 2/18 (土) 13:00 - 14:20
オンライン形式(参加費無料)
タイムテーブル(予定)
13:00 - 13:10 オープニング
13:10 - 13:30 作品1 デモプレイ&プレゼン
13:30 - 13:50 作品2 デモプレイ&プレゼン
13:50 - 14:10 作品3 デモプレイ&プレゼン
14:10 - 14:20 クロージング(講評)
ハッシュタグ:#puzzledevice2023 観覧をご希望の方は、以下のリンクから事前に参加登録をお願いします。ご登録いただいたメールアドレス宛てに参加者向け情報をお送りいたします。
開催終了
ゲストプレイヤー
今回の発表会では、ゲストの方に実際に作品をプレイしていただき、その様子を観戦します。ゲストには、ゲームデザインやエンタテインメントコンテンツに造詣の深い方々をお招きしました。
- 神奈川工科大学情報メディア学科特任准教授
- ゲームデザイン教育研究者
- 元「もじぴったん」シリーズプロデューサー
- おなかソフト代表取締役
- ボランティア団体「恵比寿Unity部」
- エバンジェリスト
- 元株式会社セガプログラマ
- デイリーポータルZライター
- 過去に「謎解きを自作し解いてもらう」という趣旨の
- 記事を5度執筆。ゆるいゲームや曲を作ったりもする。
- デイリーポータルZライター
- 会社員のかたわら、むだなものを作る活動をしています。
- リアル脱出ゲームは大好きなものの成功率5%とほぼ閉じ込められたまま終わっています。
発表会アーカイブ
発表会当日の録画です。冒頭説明、ゲストによるデモプレイ、プレゼンテーション、講評がフルで含まれます。ゲーム内容だけご覧になりたい場合は、制作チームによる通しプレイ動画が別途ありますので、発表作品一覧からご覧ください。
作品紹介
作品制作では、たくさんのディスカッションとたくさんの試作が行われました。電子工作やプログラミング、3Dプリンタやレーザーカッターなど、ゼミを通じて学んだスキルが活かされています。
制作:岩田基暉 渋谷美奈子 田中優亘
「お父さんからの誕生日プレゼントが開けられない…」と。
お父さんは可愛いアリスがわくわくしながらプレゼントを探せるようにたくさんの仕掛けを作ったのだ。
しかし、その仕掛けはアリスにはすこし難しいものだった。
アリスの父が気合いを入れて作った、
かわいくて不思議なプレゼントボックスを開けてあげよう!
2つの箱の謎を解き明かし、
アリスへの誕生日プレゼントを探し出せ!!
制作:趙勇気 塩田蒼 桶谷怜生
テロリストに仕掛けられた爆弾を発見した。
爆弾解除班であるあなたはこの爆弾を分析し、
爆弾を阻止しなければならない。
支給されたアイテムを使い、爆弾を解除しろ!
たった1つのミスで爆発してしまうかもしれない!
注意しろ!
制作:山田柊太 前田天良 梅原渚
大切な賢者の石がとある悪の魔法使いに奪われてしまった!
このままでは世界に危機が訪れるだろう。
どうか、魔法使いのアジトから賢者の石を奪い返してくれ。
噂では、悪の魔法使いは大切なものを
魔法の本の中にしまっているようだ。
その本を開けて、石を取り返せ!